潜在意識が答えを知っている マクスウェル・マルツ

Audibleで聴きました。

この潜在意識制御の研究成果は1960年にすでに公表されていると聞いて少し驚きました。

そんな昔から知られていたのかと。自己啓発本にはよくこの潜在意識をコントロールする話が記載されています。ナポレオンヒルの”思考は現実化する”が有名ですが、マクスウェル・マルツが科学的に論拠を述べてまとめた最初だとされています。現代では自己啓発本を読んで多くの方が実践していると思います。従って内容は皆さんがどこかで読んだ、聞いたことがあるものがほとんどです。この潜在意識をコントロールすることをサイコ=サイバネティクスというのは私は知りませんでしたが。意識を自ら舵取り自己イメージを操作することで自己実現を目指すというものです。

少しこの理論をフォローする面白い記述があったので共有します。
  • 努力は自己イメージを創造するのに無駄な葛藤を無くす
  • 自動成功メカニズムは無意識のときに作動する
  • 人は幸せはなろうと思った分だけ幸せになれる
  • 好印象を与えるには好印象を与えようとしないことだ
  • 自分は〜のような人間だと、ポジティブに言う

特に”人は幸せはなろうと思った分だけ幸せになれる”という記述は、人間が求める幸せが今そこにあることを上手く表現しています。

人は皆、〇〇があれば幸せになれる、〇〇になれば幸せになれる、と将来のことばかりに気を向けて今その瞬間に目を向けていません。〇〇を手に入れた時、その人は言うでしょう、〇〇があればもっと幸せになれる、と。人生は当たり前ですが、今の積み重ねであり、その瞬間にその人が幸せだ、幸せになろうと思えばそこに幸せがあるわけです。

人生を楽しむための極意ですね。