雑談力 五百田達成

雑談って結構難しいですよね。
私は正直苦手です。
”ただ会話のラリーをつなげて、警戒感を解き、仲良くなること”とのことですが、
このラリーを続けるのが結構難しい。
この雑談力の本を読んで試してみましたが、最初はラリーを続けるのが意外と難しいなと感じました。次第に慣れてくるのかもしれません。
私にとってのヒントになっのは、
他人の話ではなくお互いの話をする
相手の話題は相手のもの、取ってはいけない
悩み相談はアドバイスではなくて共感する
イメージが湧かないと人は話に飽きてしまう
オープンクエッションよりも具体的な質問をする、その方が答えやすい。それで話のテンポが出来て展開される
オリジナルの視点、切り口を持つこと、横串の視点、人間関係の視点など
私にとってすぐに実行できるものと、できないものがあります。
最後の”オリジナルの視点を持つ”は、ちょっと切り口を考えておいて使ってみないとその視点が有効かどうか分かりません。
他、”イメージが湧かないと人は話に飽きてしまう”は、何も雑談に限らず仕事でのプレゼンテーションにも当てはまります。これは改めて気づかされるポイントです。
とにかく、雑談の心構え、テクニックは少し分かったので日々の会話で使ってみようと思います。
 

幸せになる勇気--自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ 岸見一郎

ルフレッド・アドラーの心理学を学んだことはなかったが、この本を通してその一部に触れることができた。著者が述べているが、ギリシャ哲学とも思える思想、考え方が根幹にある。
幸福とは何か?愛とは何か?という根源的な問いに対する対話がこの本の中でなされている。
人生は対人関係が全てであり、対人関係の中で貢献感を得られるかが幸福であるかを決める。
また、愛とは自立であり、決断である。結婚とは自らの生き方を選ぶことである。
運命と言えるだけの関係を築きあげることが幸せである。
人は幸せになる勇気が足りない。自分を信じることで他者を信じることができる。
そもそも、人は分かり合えない存在だから信じるしかない。この当たり前の原点を認識することから始まる。
与えよさらば与えられん
これが人生を生き、幸せになる真実なのだろう。
 

コンセプトの作り方 玉木真一郎

任天堂Wiiのコンセプトを開発した玉木氏がそのコンセプトワークを題材にコンセプトワークについてのノウハウを語った本です。
新しい製品やサービスを考える際にコンセプトワークがいかに重要であり、そのコンセプト次第で製品・サービスの価値が決まるということがわかります。
私がいいな、と思った言葉は、
コンセプトは、
世の中に新しい幸せを作り出すもの
あなたが何かをすると反応がこの世界から返ってくる
世界に良い変化が、あなたにも良い変化が起こるこ
とてもポジティブな内容です。
また、ユーザーがみんな良いと認めるものは誰もが認める既知の良さであり、未知の大地は開けない。という話は、新しいモノを生み出す時のレビューポイントにもなると思いました。私たちは誰もが良いと認めるものを生み出そうとしがちです。しかし、それは既に世の中にある既知のもので世の中に大きなインパクトを与える、大きな幸せを生み出す、生活を大きく変えるものではないということです。
コンセプトは未知の良さに形を与えたもの
この未知の追及のためにコンセプトワークがあるのです。
私が自分の仕事と絡めて感じたことを少しお話しします。
製品やサービスをお客様へ提供する際、どうやってターゲット、特にこれまでユーザではない顧客層、セグメントへ製品やサービスの価値を届けるのか?そもそもその製品やサービスをどのように認知させるのか?どんなコンセプトだと彼らが反応するのか?これは新しい製品・サービスを世の中に届けるために非常に重要なポイントです。
新しく想定するユーザ、セグメント内の顧客がどのような仕事を日頃行なっているのか、感情をいただいているのか、ペルソナを想定してカスタマージャーニーを作り、ユーザの感情へ入り込むことがポイントとなります。このことは今後日本企業がDXと称して新しいプロセスや製品・サービスを生み出して世の中に提供、変革を起こすための考え方になります。
また、製品をマーケットへ投入した後は、どうユーザが製品やサービスを受け取った時に反応するのか?そのフィードバックをもらい対応していくことになります。
私たちは製品・サービスを通して世界とキャッチボールしているということだそうです。そして自らがその世界とのキャッチボールを通して幸せになる、ということが大事ということです。世界に与えた変化と同等の変化が自分に起こるということです。
とてもダイナミックな話です。
私は、この本を読んで世界に変化を与えたいと思いました。新しいコンセプトを作り、そのコンセプトを具現化した製品・サービスを通して世界とキャッチボールしてみたいと思います。
その結果は、またこのブログでお話しします。Let's get started!
 

最高の結果を出すKPIマネジメント 中尾隆一郎

仕事でKPIについて調べることになった。
業績を評価するためによくこのKPIを設定してそれをトラッキングするが、そもそもKPIの活用とはどういうものであるのか、あらためて調べることにした。そこでこの本に出会った。
KPIマネージメントとは次の3点を関係者全員で共有事項改善しつづけること
①現在の事業にとっての最重要プロセスを明確にし(=CSF)
②それをどの程度実行すると(=KPI) 
③事業計画が達成できるのか(=KGI)

 KPI(Key Performance Indicator)設定に関わる要素として、他にKGI(Key Goal Indicator)とCSF(Critical Success Factor)がある。

KGIは最終的な目標数値を表現している
Key Performanceは事業成功の鍵
すなわち、
KPIとは「事業成功」の「鍵」を「数値目標」で表したもの
KGIが最初にあり、それを達成するためのCSFがあり、KGIが達成されたか否かを測るためにKPIを設定する。KPIは、事業が成功したか否かを測る指標となる。
 
KGI、KPI、CSFが整理できたところで気づく、、KGIとCSFを設定することの重要性について。
かつ、ここではKPIは一つ、と定義している。最重要プロセスの目標数値であり、KPIの達成=KGIの達成となるものである。このKPIを管理することが重要となる。
 
継続的に利益を出し続ける必要がある企業、その中で働く企業人たるもの、このKPIマネジメントの知識は必須である。
続きはまた・・・

クロゼットのバッグ収納はコレ!

バッグの整理にチャレンジ。色々ネットで良い方法がないか調べましたが、簡単かつ利便性を考えて、山崎実業(Yamazaki)のバッグ収納スタンドを2つ購入してクロゼット上部に設置して整理しました。

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ただ、全てのバッグが収納できず、一部断捨離するか、さらに収納スペースを作る必要がありました。
今、クロゼットの上部が少し空いているので、今度バッグ収納スタンドの下に収納ボックスを入れてその上にバッグ収納スタンドを置いてスペースを増やしてバッグ関連の小物を収納しようと画策しています。
 

 

いつもぎりぎりアウトの人が身につけるべき 遅れない技術 石谷慎悟

2012.10.17 初版発行
数年前にこの本を読んで私は一つ実行してきたことがあります。
それは、本当の期日を確認する、伝える、ということです。よく納期に余裕を見て本当に必要なタイミングではない期日を伝えてくる人がいますが、本当の納期を確認することで無理のない納期調整が可能になったり、相手が必要な余裕期間を想定することができます。また相手に納期を伝える時にも本当の納期と余裕日程が必要ならその理由を合わせて伝えることで納期の妥当性と必要性が伝わり納期に間に合うように作業をしてくれます。また、私はこれを実践することで双方のストレスが軽減されることがありました。このストレス軽減効果は仕事を進める上で重要です。
この本には仕事や作業を進めていく上で遅れないようにするための基本的な考え方や技術が記載されています。いつも納期ギリギリになったり遅れる方は一読をオススメします。
今回読み直して、取り込んでいきたい項目が2点があったので追記しておきます。
1点目は、トラブルでよく本来の作業が中断して遅れることがあります。これは日々、身の回りのモノや情報をしっかりと整理、ケアしておくことが影響を最小化することができます。なかなかここに気を使うのは出来ないことですが、整理・整頓やメンテナンスは心がけようと思います。
また、2点目は、会議の進行をスムーズにするためにTIPSです。会議って時間不足で結論が出ずに終わり、再度の会議設定のために非効率だったり、決定が遅れたりしがちですよね。これを防ぐためにものです。
  • ゴールを明確に宣言する
  • 道標を設定する
  • 脇道に逸れないようにホワイトボードなどを利用して議論を共有しながら、脇道は脇道として明確にして議論を進める
  • 同じ検討が繰り返されないように議論を目に見える形で残しておく

これらを実行して課題などを共有させて頂こうかと思います。

 

カレーショップ初恋(神泉)

面白いカレー屋さんを見つけました。神泉にある”カレーショップ初恋”です。最初は渋谷の”CAMP”にカレーを食べに行こうと思い歩いて向かったいたのですが、入り口の看板と”ビリヤニ”メニューに目が止まり、さらに食べログで検索するとこの時の評価が3.6!高いではないか!ということで鉄板の”CAMP”はまた次回ということにして初恋に入りました。

ビリヤニは割とボリュームがあったのですが、さっぱりした味付けで最後まで堪能できました。ボリュームが欲しい方にはオススメですが、香辛料が強いビリヤニをお好みの方には物足りないと思います。

tabelog.com

Fitness管理始めました!

昨年2020年から続くリモートワーク生活の結果、胃腸の調子が良くなかったり胸の痛みが出てきたりと体の変調を感じる様になりました。そこで先日筋トレを始め、さらに数日前からアプリで食事で運動を反映したカロリー管理をアプリを利用して始めました。under armourの

MyFitnessPalです。以下記事によると2013年に新規顧客開拓に向けてフィットネスアプリの企業を買収してサービス提供しているようです。

アンダーアーマー、フィットネスアプリ開発の「MapMyFitness」を買収 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

これの良いところは日本でも展開されて食品バーコードを読むとその食品、カロリー情報が取り込めるところですね。友達とつながるところは、他日本の代表的アプリ”あすけん”と似ています。

ちなみに、3年前に”あすけん”という栄養士のアドバイスが受けられるダイエットサービスのアプリでダイエットにチャレンジしたのですが、あまりに仕事が忙しくて過ぎてアプリへの情報入力もできずにモチベーション向上にはならず続けられませんでした。しかし、無料利用の場合でも栄養士からのアドバイスを1日分入力後に1回もらえます。無料でアドバイスもらえるなんて最高です。また似たユーザ間で”あす友”を作り他のユーザとの連携ができるので継続モチベーションにつながります。

今回は気分を変えて新たな挑戦の意味で別のアプリで始めました(笑)

www.asken.jp

 

 

最高の結果を出す KPIマネジメント 中尾隆一郎

KPIは一つである。ということを知りました。これまで何か目標がありその達成の度合いを管理するのがKPIで管理領域によっていくつも存在して達成度合いを見るために必要なKPIを複数選択してモニタリング・改善検討に向けた数値的なファクトであると思っていました。しかし、KPIは一つ。確かにKey、鍵となるIndicaterですからKPIの意味から考えるとその通りです。

また、

KPIとは、「事業成功」の「鍵」を「数値目標」で表したもの。

と定義されています。事業の成功というところがポイントですね。事業成功が何か分からないと定義できないものなんです。しかし、企業でKPIを定義しようとする際、この大目的である事業成功が横に追いやられて各部門・業務領域で個別にKPIが複数定義されて運用されているのが現実に多いのではないでしょうか。

そして、KPIを定める際に必要な重要な要素があと2つあります。

それは、KGIとCSFです。

  1. KGI(Key Goal Indicator)=最終的な目標数
  2. CSF(Critical Success Factor)=最重要プロセス
  3. KPI(Key Performance Indicator)=最重要プロセスの目標数

この3者の関係を抑えた上で、まずはKGIの関係者間での合意が必要です。

その上で、KGIに基づき対象プロセスを分析して最重要プロセス(CSF)を定義し、その定量的目標値(KPI)を定める、という手順になります。

私見では、プロセスを調査・分析して、それをブレイクダウンしてKGIを見据えてCSFを定めるところがキモだと思います。このプロセス定義する際にそもそも現状のままで良いのか、将来のあるべき姿を見据えたプロセスで考えるべきなのか、という部分で検討に時間がかかります。CSFが定義できればそれを如何に定量的にモニタリングするのか、それをKPIとして定めるということになります。

中尾さんは、リクルートでKPI講師を務め、その講座が11年も続いたそうです。

その経験が端的に述べられています。マネジメントを行うマネージャーには必読書です。

私も今日からKGI、CSF、KPIの考え方を業務や生活に生かしてビジネス最大化を目指します。

これも本当は具体的に述べないとダメでしたね(笑)

 

 

 

 

潜在意識が答えを知っている マクスウェル・マルツ

Audibleで聴きました。

この潜在意識制御の研究成果は1960年にすでに公表されていると聞いて少し驚きました。

そんな昔から知られていたのかと。自己啓発本にはよくこの潜在意識をコントロールする話が記載されています。ナポレオンヒルの”思考は現実化する”が有名ですが、マクスウェル・マルツが科学的に論拠を述べてまとめた最初だとされています。現代では自己啓発本を読んで多くの方が実践していると思います。従って内容は皆さんがどこかで読んだ、聞いたことがあるものがほとんどです。この潜在意識をコントロールすることをサイコ=サイバネティクスというのは私は知りませんでしたが。意識を自ら舵取り自己イメージを操作することで自己実現を目指すというものです。

少しこの理論をフォローする面白い記述があったので共有します。
  • 努力は自己イメージを創造するのに無駄な葛藤を無くす
  • 自動成功メカニズムは無意識のときに作動する
  • 人は幸せはなろうと思った分だけ幸せになれる
  • 好印象を与えるには好印象を与えようとしないことだ
  • 自分は〜のような人間だと、ポジティブに言う

特に”人は幸せはなろうと思った分だけ幸せになれる”という記述は、人間が求める幸せが今そこにあることを上手く表現しています。

人は皆、〇〇があれば幸せになれる、〇〇になれば幸せになれる、と将来のことばかりに気を向けて今その瞬間に目を向けていません。〇〇を手に入れた時、その人は言うでしょう、〇〇があればもっと幸せになれる、と。人生は当たり前ですが、今の積み重ねであり、その瞬間にその人が幸せだ、幸せになろうと思えばそこに幸せがあるわけです。

人生を楽しむための極意ですね。