ORIGINALS  誰もが「人と違うこと」ができる時代 アダム・グラント

今あるものに疑問を抱く
独自のルールを作ったり、創造的破壊をすることでオリジナリティが出る。
信念に対しては動じるな、他は水のように流せ
なかなか出来ないことである。
ただ、疑問を抱くことは心がけることで出来そうなことである。
明日から普段当たり前だと思っていること、やっている行動に疑問を呈して見たいと思う。

DIE WITH ZERO ゼロで死ぬ。 ビル・パーキンス

人は死を意識して人生の経験、思い出をつくるべきだ
これは、この本でメッセージされている一部です。
人生を最大限に生きるには、ライフエネルギーをどう使うか、を常に考えて過ごす。
経験とは価値である。
自動運転モードで日々の生活を送らず、経験を積み上げていくように思考する。
歳をとるにつれ、いつしか自動運転モードになっている。
このモードから抜け出すには、死を意識して今を精一杯生きることが必要ということらしい。
私はここ数年、常日頃からできるだけ新しい経験、体験を積むように心掛けてきた。
しかし、割とこれは難しい。すぐに慣れて自動運転モードになる。
でもこれからも継続してこの心構えを忘れず、経験を積んで、思い出を作り、豊かな人生を歩んでいきたい。
 
 
 

0から1の発想術 大前研一

久しぶりに大前研一氏の本を読んだ。
やはり視点が鋭く説得力がある論理展開だ。
私が一番納得がいったのは、
構想を行うとき、ひたすら個人で想像する、感情移入が出来ないと発想出来ない、できないならやめたほうがよいという点だった。確かに感情移入できないと、構想なんて0から1を作り出すパワーが必要なことは出来ない。
感情移入できるか否か、これから何か構想が必要な時は、これを基準に踏み出すか否か考えことにしようと思う。

Give and Take 与える人こそ成功する時代 アダム・グラント

よくGive&Takeというが、世の中にはこのGive&Takeを考え方・行動のベースとするMACHERとGIVEが中心となるGIVER、そしてTAKEが中心のTAKERの3種類がいるということだ。
あなたは、GIVER? TAKER? それともMATCHER?
これに答えるのは意外に難しい。人間誰もどの要素も持っているからだ。私はMATCHERだと思っていたが、この本の中で出てくる例に照らし合わせてみるとどうやらTAKERの要素も強いことが分かった。結果的にGIVEの行動になっていないことが多く、TAKERになることが多い。
自分がGIVER、TAKER、MATCHERのどれに近いかは、この本を読むとある程度わかる。
具体的な例をもとにGIVER、TAKER、MATCHERの考え方、行動を示している。
では、どの種類の人を目指すのが成功するのか?
それは他者指向のGIVERということだ。GIVERにも二種類あるらしく、自己犠牲のGIVERと他者指向のGIVERである。
私もGIVERの側面があるが、どうも考えてみると自己犠牲のGIVERになっていることが多い。例えば、ある仕事を人から頼まれて行う際に、その仕事をすることで良い人だと思われたいだとか、自分がやらないとダメだという責任感で仕事をすることがある。しかし、それはどうも自己犠牲のGIVERであり、他者指向のGIVERではない。他者指向のGIVERは、他の人のためになることを一義に考えて思考・行動する人であり、行動は一貫して他者に向いている。そしてその行動は他者へ影響を及ぼしていく、伝播していくのだ。これが成功のポイントとなる。
与えることは感染する。5分間の親切を行うことでそれがPay Forwardを引き起こす。
また、この本ではリーダーシップについても少し触れている。
成功とは人に如何に影響を与えられるか?強いリーダーシップより影響力を与えられるかが成功に重要な要素となる。また面白いことを言っている。
人々の行動を変えることで信念が変わってくる
信念は行動から形成されるということだ。そして
GIVERと決めることが最初
であり、そこから行動を変えて思考が変わり、信念が変わる。
また、
与える人はその一歩先を見る
なるほど、一歩先を見て他者のために行動する、出来るようでなかなか出来ないことである。
しかし、今日から私はGIVERをやってみる、ところからスタートしてみようと思う。
結果は、一年後にご報告ということで。
 
 

リモートワークに昇降デスクオススメです

コロナ禍で昨年(2020年)からリモートワークをしている方も多いかと思います。

私の会社は以前からリモートワークを推進していて私も週2、3日はリモートワークしていたため大きな影響、変化はないと思っていたのですが、当時はリモートワークの日はカフェに移動してそこで仕事をして帰ってくるという仕事の仕方でした。しかし、カフェも感染リスクがあり、かつ時短営業、またフルリモートになりWebミーティング激増により、カフェで仕事ができる状況ではなくなってきました。そうなると家でフルリモートで仕事ですから、ホームオフィス的な環境が必要となり、デスクと椅子を検討しました。

椅子はニトリIKEAの椅子で十分かと思ったのですが、毎日のことですから一定の評価がある椅子を選ぶことにして、結局、エルゴヒューマン(Ergohuman)の10万円ぐらいのものにしました。一年近く使っていますが特に問題なく、快適です。ただ、この快適さはデスクも合わせたものになるかと思います。デスクは今回のタイトルにした昇降デスクにしました。

会社にも昇降デスクが以前からあり、体を動かしやすく、頭のリフレッシュにもなり、いいな、と思っていたので昇降デスクを調べました。

健康面からも一日中座っての仕事は体に負担となり腰を痛める原因ともなります。

デスクもピンキリで価格も数万円から二十万円ぐらいのものまでありました。オカムラの昇降デスクが機能性にも優れていて良いと思いましたが、価格が16万円ぐらいしたので諦めました。予算が7,8万円だったので。そこでニトリIKEAを見るとありました。手動だと3万円ぐらい、電動だと6万円ぐらいです。ただ私にとってサイズが適切なものがありませんでした。自宅の仕事部屋の制約で奥行きが60cmのデスクが理想でしたが、標準的には70cmのものが大半でした。ニトリIKEAは70cmだったため諦めました。奥行き60cmで探していたらUSのFLEXISPOTがありました。価格も手動はニトリ同様3万円ぐらいですが、自動でも4万円ぐらいでした。これだ!と思い、自動での昇降デスクを注文しました。需要が多く、また天板も選べるのですが、輸入で数も限られていたため、1ヶ月ぐらい待ちました。ただ、海外製でありがちなのですが、とにかく重い!サイズにも寄りますが脚と天板で合わせて40〜50kgぐらいあります。その分、安定感はありますが。木造アパートなどで床への負担が気になる方はやめてほうが良いかもしれません。

使い勝手は今の所、一年近く使っていますが、故障もなく支えています。まぁ、電動なのでいつかは壊れると思いますが、5年は壊れずにもって欲しいですね。快適に仕事できています。

私はこのデスクをさらに一台追加して2台並べて使っています。120cm×60cmのデスク2台です。一台は仕事中心でもう一台はプライベート用に使い分けています。USからの輸入物でありがちですが、2台目は天板に傷がついていました。そのため交換してもらいましたが、それでも小さな傷がまだありました。でも製品トータルで気に入っていたので交換してもらった天板で使っています。小さな傷が気になる方はやめた方が良いかもしれません。

昇降デスクでリモートワークを効率化しましょう。

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営業の魔法 この魔法を手にした者は必ず成功する 中村 信仁

実に面白い、営業とは心理学だと思う。
自分自身の理解と人の心理をいかに把握・理解して商品やサービスがその人、組織にとって必要と思ってもらうか。
相手のフォーカスして相手に如何に集中させられるかで自分ごとであるか否かが変わってくる。
相手の立場、気持ちに立って考える、というのは基本だが、その心構えなるものをこの本では具体的な考え方をベースに説明している。
営業はお客様からたくさんのNoをもらわなければならない。それは能力のNoである
とは面白い。
お客様の問題を一緒に解決すること
自分のことを理解してくれる人を求めている
お客様の良い理解者であり、相談者であること

 

自分が購入する立場だとすれば、この考え方は実によく理解できる。
また、
説得ではなく納得頂く
二者択一だと、答えやすく具体的な話をしやすくなる
人はバーチャルの方が会いやすい。
今週はリアルだが来週はバーチャルとなる。だから来週約束するとリアル感がなく約束を取り付けやすい。
Yes.But話法
Butはお客様に言ってもらう
どんどん肯定しながら質問していくことでお客様の方で勝手にYesBut話法を続けてくれる
Noが出たときこそ本音を聞くチャンス 
これらもテクニックに思えるが、お客様が自分ごととして考えて購入を決断頂くには最良の会話のやり方となる。
また、反応がよくない時やNoというような場合、
本当のところはどうなんでしょう?と聞いてしまう
耳の痛い話をお客様にしたり、お客様を否定せずにあるべき姿へ誘導したい時、類推話法が活用できる。類推話法は説教になりがちなことを物語で伝えることで、客観的な視点で自分たちのことを見ることができる。
そして、クロージングは、
会話の中に間を持って、間の中でお客様がその商品を使っているところをイメージしてもらう
Yes Noを問いかけて、〜しましょう!と明るく言い切る。
それを支えるのは、真のPOSITIVE Thinkingであり、
明確なVISIONのもとで、それに向かって思考を集中し、身を投げ出す勇気を持って飛び込むこと
と言っている。
そして、最後に誰を幸せにしたいのか、未来へ、誰を幸せにしたいのか
それが明確になれば迷うことはなくなる。
とても分かりやすく、人の心理を捉えた営業の心構え・行動を述べた書であると思う。
私も明日から”お客様の問題を一緒に解決する”パートナーとなれるように心して会話していこうと思う。

英語力向上のためシャドーイングを始めました

私は外資系企業で6年働いているのですが、英語力、特にリスニングとスピーキング力に最近壁を感じています。これまで英会話スクールやプライベートレッスン、オンライン英会話をやってきましたが、ここ最近伸び悩んでいます。英会話の先生が話す英語はとても聞き取りやすくほぼ100%分かるのですが、外国人の同僚がナチュラルスピードで話す英語は時に半分しか聞き取れないことがあります。特にインド、オーストラリア、イギリスでアクセントが特有な人のケースです。それとディスカッション時の表現力の低さにいつも落ち込みます。今もオンライン英会話だけは続けているのですが、英語力維持のみで成長を感じません。そこでリスニングとスピーキング力が伸びると言われているシャドーイングに挑戦することにしました。7月から手探りで始めて数日なので、まだ効果は分かりません。まずは1年続けてみようと思います。どこまで伸びるか期待していますが、どうでしょうね・・・またここで状況を共有させて頂きます。その時に参考になるポイントがあればいいのですが・・・

参考サイト:

nativecamp.net

english-club.jp

宝塚・花組公演 アウグストゥス - 尊厳ある者 -

先日、人生2回目の宝塚劇場を体験しました。

組によってだいぶ印象が変わりますね。

トップスター 柚香光他、トップ娘役 華優希(今回がサヨナラ公演)、瀬戸かずや(今回で退団)や他トップに近いメンバーの個性が生きていて層の厚さを感じました。

またファンになりました。

また、テーマも多岐に富んでいて、前回私が観劇したのが星組ロミオとジュリエット、今回がアウグストゥス、そして次回観劇予定がシティ・ハンターと、古典からアニメの実写版です。楽しめます。

kageki.hankyu.co.jp

秋のシティ・ハンターが楽しみです。

 

嫌われる勇気--「自由とは他者から嫌われることである」自己啓発の源流「アドラー」の教えⅠ 岸見一郎

この本は、アルフレッドアドラーの心理学をソクラテスプラトンの対話形式のようなやり方で読者に伝えている。
過去ではなく今の目的に立つ視点は、幸せとは何か?という問いに対する答えを示唆している。また、原因論ではなく目的論に立ち、問題・行動を見極めていく。あくまで行動は目的に基づいてあるもので、原因がありその結果が生まれるものではなく目的があるからその結果が生み出されているという考え方である。
よくなかなか自分が思い描くライフスタイルで生活できない、と嘆くものがいるが、それは選択の問題ということである。これまでのライフスタイルを選ぶか新しいライフスタイルを選ぶかは自分の決意次第ということだ。
アドラーの心理学を一言で言うと、”勇気の心理学”である。勇気を持って決意して行動するか否かに全てがある。そして人における全ての悩みは対人関係にある、と言う。確かに人生は人と関わりその交流の中で生活をして人生を過ごす。孤独感というが、それは他者がいるから孤独を実感するものである。確かにそうだ。劣等感というものも自らの主観的な解釈から作っているものということである。人生は自分の選択次第であり、自分で解釈を選択できる。アドラーの心理学は本質をついている。
課題について言及もしている。その課題は自らの課題なのか、他者の課題なのか?他者の課題に踏み込んでいないか?他者の課題であればそれは切り捨てるべきものである、とのこと。マズローの欲求5段階説に承認欲求というものがあるが、アドラーはこの承認欲求を否定している。承認欲求があるということは他者に依存している、自ら幸せを作れないということになると。承認なき自由の道を選ぶ!課題の分離で人生のカードを自分で握ることができるようになる。また褒めるというのは自分の価値観を押し付けることにもなり、依存性を高めることになる。
自己への関心を他者への関心へ変えていく。
自分は共同体の一部である
より大きな共同体の声、コモンセンスを聞く 
 
今、ここを真剣に生きる
自己肯定ではなく自己受容
ありのままの自分を受け入れる
貢献感は自らの意識から出る
誰かの役に立てているという感覚、貢献感が幸せにつながる
普通であることの勇気
人生は点の連続である
過程がすべて結果である
人生は連続する刹那である
真剣かつ丁寧に今を生きる!
真剣ではあるが深刻ではない!
今、ここに強烈なスポットライトを当てる!
人生の意味はあなたが自分自身に意味を与えること
私が変われば世界が変わる
世界はシンプルであり人生も同じである
 
アドラーの数々の言葉は、心の奥底に響き気づきを与えるものばかりである。
人生、対人関係で悩んでいる方、アドラーの心理学に触れることで肩の荷が軽くなるかもしれません。

イシューからはじめよ 安宅 和人 その1

知的生産を営むビジネスパーソンにとってのインサイトが多く含まれていて参考になる本です。
何らかの問題を解く際に人のPerceptionに着目する点や常識は捨てる、問題を解くよりまず問題を見極めることが重要である。といった点は、作者がマッキンゼーでの経験も踏まえて得た知見で実体験に基づく非常に実社会、ビジネスにすぐに適用できる考え方です。
相談相手を持つことも大切であるということについても触れられています。
確かに、自分の視点だけでは解決できないことが多いことは皆さんもお分かりになると思うが、なかなかこの相談するということはシニアな方になればなるほど壁ができてくるのではないでしょうか?
このイシューですが、設問をイシューにして考えを進めたり、仮説を立てる、テーマの設定だけではダメでイシューに対して仮説を設定して答えを出していく、検証するという点がポイントになるようです。そうすることで、必要な情報や分析することが分かってくるとのこと。
また分析の解釈が明確になり、無駄な作業が減るということです。これは私たちも自分のビジネスを通して体感していることではないでしょうか。
イシューを言葉に出すことができればそれはイシューであるが、出せないならばイシューではない、イシューとして見極められていない、ということになります。
さらに主語と動詞を入れて曖昧さを消すというのは、ビジネスパーソンが提案書やプレゼンテーションをする際にとても大切なポイントです。また比較表現を入れることでイシューが浮き彫りになるようです。イシューの3条件を提示されています。
  1. 本質的な選択肢
  2. 深い仮説がある
  3. 答えを出せる
 
今日から私はまずイシューの見極めにフォーカスしてビジネスに取り組んでみようと思います。