シリコンバレー式 最強の育て方 1on1ミーティング 世古詞一

最近、会社で1on1ミーティングを実施している会社も増えてきていると思うが、上手く機能しているだろうか?
私の会社でも数年前から1on1を実施しているが、どうもマネージャー依存のやり方になっているように思える。上司が変わるとやり方が変わる。それはそれで悪いというわけではないが、本来の目的をしっかり理解した上で実施している管理職がどのぐらいいるのだろうか?
シリコンバレーの先進企業で実施されている1on1から学ぶことは多い。
最近の方向性は、評価から能力開発、組織への貢献を意識する方向性にシフトしているようだ。
部下の仕事へのサポートではなく、成長をサポートするためのクリエイティブミーティングの位置付けとなる。
ワン・オー・ワンでは中長期的視点に立って成長をサポートする
評価で重要なのは部下が納得した評価である
納得した上でキャリアアップにつなげる
 確かにここに書かれていることは理解できる。
共感から本人から判断を引き出す
悩んだときに相談する人がいなかった
個人起点で考える
結局部下は自分のことしか考えていない、当たり前のこと
また、部下の欲求として関係性を維持・確認するもの、能力を認めてもらいたい、また自立していきたい、という欲求があるという。
年に1、2回のフィードバックではなく、途中途中でフィードバックすることで効果が出るという。確かに自分が部下だとしたらフィードバックをまめにもらうとモチベーションアップになるかもしれない。自分では気づかない課題を発見する場として利用することもポイントとなる。そしてこの本では具体的な1on1で触れる内容について触れている。これは使える。
私も普段の1on1でこれらの点を意識して会話しているが、参考になる。
  1. プライベート、相互理解
  2. 心身の健康チェック
  3. モチベーションアップ 等々
次回の1on1から早速使ってみようと思う。