アウトプット大全 樺沢紫苑 (著)

久しぶりに分かりやすい実務的な本に出会えました。

これまでアウトプットは重要だと認識していましたが、いつもインプットばかりで頭のどこかに穴が空いていて、しばらくするとそインプットした内容がその穴から漏れている、すぐに忘れてしまう、というような繰り返しでした。

この本は、脳科学の視点からアウトプットの重要性を説明されていて非常に説得力のある内容でした。私はこの本を読んでインスパイアされてこのブログを書き始めています。

 

2週間に3回使った記憶は長期記憶される、インプットした後に何度も使われる情報は重要な情報として脳に認識されるなど、なるほどと思える箇所が多く、記憶に残りました。もしかしたら著者がそのようにこの本の内容を意識的に構成されているのかもしれませんね。

インプット:アウトプットの黄金比は3:7だそうです。これまで私はインプット9割:アウトプット1割ぐらいでした。これでは記憶に残らないはずです。また、アウトプットの前にフィードバックが必要でフィードバックがないと堂々巡りとなる。よくありますね、この堂々巡り。アウトプットのレビューを行い、その良かった点や改善点をおさえてそれを次のアウトプットに生かさないから同じことを繰り返す・・・

フィードバックは毎日行うべきだそうです。

インプット→アウトプット→フィードバックのループが行動を変えて成長を促し、圧倒的な成功を納めることができる。PDCAのサイクルですが、このCAができないんですね。できない理由は色々あるようですが、私の場合、ある程度、完璧を目指したいという完璧主義が邪魔していたようです。気づきがありました。

他にも色々現実的にすぐに活用できるメソッドや考え方が述べられています。これまでアウトプットが重要だと思いながらインプットばかりになっていた方は読んでみてください。

私は今日からこのブログを含めて毎日アウトプットしてみます。1年後どうなっているか楽しみです。