具体と抽象
この2つのキーワードでこれだけの論理展開と思考を展開できるとは!
内容はほぼ全て経験から納得、実感できる内容である。
具体と抽象を行き来することで説得力が増す。具体→抽象→具体と展開する。
なるほど、確かに日々の仕事で提案資料やプレゼンではこの手法を用いている。
抽象化とは一言で表現すること
目的に合わせて都合の良い部分を切り取ること
自由度を上げること、次元、変数を増やすこと
抽象化とはWhy を問うこと、メタで考えること
具体化とは、自由度を下げること、変数を絞り込むこと
Howを問うこと
数字と固有名詞にすること
違い、相違点を明確にすること
本質は抽象化の産物
本質は抽象化の都合の良いところだけ切り取ったもので、単に具体的事象を否定するために使われることがある
本書では、これら抽象と具体の具体的例を抽象と具体を活用して非常に分かりやすく説明している。
自分自身を振り返った。
私は抽象の人間である。全ての具体的な事象を頭の中ですぐにそれは一言でいうとどいうことかすぐに考えて自分が納得できるレベルに抽象化してまとめてしまう。でもそれは本質的には都合のよい部分だけを切り出してまとめているだけとなる。それはそれで大枠を理解、説明するには分かりやすくなり良い部分があるのだろうが、具体論になると自分は弱いところがある。具体的に説明しようとすると、詰まることが多い。
今後は、具体→抽象→具体を意識して資料を作ったり、プレゼン構成を考えてどう思考や説明が変化していくか自分自身で試してみたい。