Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法 ロルフ・ドベリ(著)、 安原実津(訳)

より良い人生を送るための52種類の思考法を述べている本ですが、この本から私は多くの気づき、確信を得ることができました。
 
まず人生を豊かにするにはフォーカスが必要だということ。私はこれまで色々なことに手を出して特定の領域のエキスパートになりきれていませんでした。仕事上ではそれなりに成功している部分もありましたが、視野を世界に向けた時に果たしてその能力・知見はどこまで価値があるものか考えると普通のレベルということです。
また自分でフォーカス領域を決めないと他者に注意を他に向けられて他者に操られる人生になってしまう。特にマルチメディアが発達している現代ではそれに気づかすにいることが多い。
という文脈にはハッとさせられました。人生では注意、時間、お金に配慮する必要があるということ。
次に、先行きが不透明なこの時代、予測は不可能であることから行動は早く起こして柔軟に修正していくことが大切である、という点。何を描きたいか描き始めないとわからないということが多い、物事には微調整が必要であり、計画をし続けることに意味がある。そして早いうちに軌道修正した方が上手くいく、修正技術を身につける方が有効ということです。
私は完璧主義な部分があり、着手が遅く、結果的に時間がなくなる、疲れてしまう、というケースが多い気がします。どのみち修正が必要なのだから早く始めて修正していく、これは今の時代にマッチした考え方です。
これからは自分のフォーカス領域を明確に定めてそれを軸に計画を実行に早めに移して微調整もおりこんで進めていく、そのようにしたいと思います。